数学・生物の平均点が大きく下がった2021年度の共通テスト。
平均点は河合塾・駿台・東進がデータを集めて出してくれているのでそれをご参照ください。
私がここで伝えたいのは、平均点をもとにしてがそこから自分の点数を分析し、目標の大学に合格するための戦略を立てることの重要性です。
平均がさがったーなどとわーきゃーいっている人と横目にみながら適切な分析と戦略を立て2次試験に向けて着実に準備していきましょう。
ここからは私が考える平均点を使った分析方法です。共通テストは立派な指標になるので、自分の立ち位置を理解し、次の本番にむけた準備に役立ちます。
順を追って分析の仕方を説明します。
予想される平均点についてのデータに一通り目を通したでしょうか?
各予備校ごとにデータを出しているのでリンクから飛んで簡単に確認してみてください。
私がおすすめするのは河合塾のデータです。1番受験者の数が多くかなり実際の値に近い予想データになっているからです。
自分が受けた科目の平均点は確認できましたか?
それでは次に進んでください。
ここが私は1番重要だと考えています。
共通テストはどんなテストだか、みなさんは自信をもって言えますか?
勿体ぶっても仕方ないので結論から言うと、共通テストは日本で1番受験者数が多いテストです。
そして模試とは違い、受験生の偏差値が1番本番に近いです。
つまり何を意味しているかというと、今回の共通テストの点数が自分の真の実力を表しているということです。
最も受験者数が多いため、十分な量のデータがあります。それが本番(大学ごとの入試)に1番近いのですから信頼性もあがりますよね。
まとめると、今の自分の学力を客観的に知るための最高のツールというわけです。
共通テストの意味がしっかりと理解できたら次に進みます。
自分の点数と平均点を比べて、できたところできていなかったところを明確にしましょう。
その時のやり方は、「平均点より低かった科目の徹底した見直し」という方法になります。
厳しい意見ですが、平均点(偏差値50)を下回ってしまった科目は早急な立て直しが必要です。このままでは難関大学に合格することは難しいでしょう。
しかし、私は合格できないとは言いません。適切な見直しとそれをもとにした戦略を立てれば絶対に合格へと近づくことはできます。
もしこのような科目があったら、今まで勉強してきたテキストや問題集をもう一度解き直してください。
赤本は傾向が掴めれば十分です。それよりも基礎や標準的な問題を確実に得点する力をつけることが先決です。
難しい赤本なんて解く必要ありません。
今までやってきたものをもう一回解いてください。それが合格への最短ルートです。
平均より高い点数が取れていたら、赤本で演習することがメインの学習方法で問題ありません。
志望大学はもちろん、同じレベルの他の大学の問題を使って演習してもかまいません。
平均より高い点数が取れているということはしっかりとした基礎ができている証拠です。
あとはそれを使ってどんどん演習しましょう。
初めて見る問題にどう対応するかを養うことが目的の1つです。今まで培ってきた知識を使って1つ1つ丁寧に問題を解いていってください。
ですが1つ注意です。
少しでも基礎に不安を感じたらテキストに戻ってください。曖昧なまま進んでしまっては演習の効果が半減してしまいます。
たった1つの演習でも得られることは大きいです。ぜひ自分ができたところ、できなかったところを客観的に判断して、できなかったところをできるように復習してから次の赤本にいってください。
簡単にですが、平均点を使った勉強の仕方をまとめました。
自分がどんなルートで勉強していくべきなのかをはっきりさせ、第一志望校合格のため全力でやりきってください。
私のブログでは、勉強法に関することや最新の教材の紹介をしています。
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最後までお読みいただきありがとうございました!